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【登録実務講習から交付まで5ヶ月】宅建試験合格から宅建士証交付までの手順

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もくじ

宅建士試験合格おめでとうございます

 本業は不動産取引業ではないのに宅地建物取引士証を持っています。宅建試験は2回目のチャレンジで無事合格証書をいただくことができました。1回目は50問中35問正解で合格のところを33点で2点足らず。2回目の合格ラインは35問になりましたが、自己採点が36点だったので合格発表まで少し気持ちの余裕がありました。宅建試験は合格率を16〜18%に調整してあるので、合格発表があるまで全然安心できません。

まずは登録実務講習(2年間の実務経験で免除)

 宅建は合格したらすぐに宅地建物取引士を名乗ることが出来るわけではなく、実務経験がない場合は「登録実務講習」を受講しなければなりません。約1ヶ月の通信教育と2日間の集合演習を受けて、修了試験で80%以上のスコアを取る必要があります。2日間遅刻も早退もせず、真面目に受講すれば修了試験で不合格になることはないでしょう。

 登録実務講習は各種資格対策講座を行なっているスクールなど、色々なところで実施されています。受講料は概ね20,000円前後となっています。

登録実務講習修了後は都道府県への登録

 この登録では被後見人など欠格事項に該当していないかの資料の提出を求められ、問題がなければ1ヶ月程度で登録完了。提出書類は次の通り。

ダウンロードするもの
登録申請書・・・申請書本体です。様式をダウンロードできます。いわゆる「神エクセル」でフリガナ等が1文字1セルになってたので、PCで入力する場合はとても面倒。もちろん手書きもOK。
誓約書・・・様式を都道府県のWebサイトからダウンロードできます。

購入するもの
カラー写真・・・宅建は宅建士証申請まで申請のたびに縦3cmx横2.4cmの写真を何度も使います。
収入証紙・・・37,000円分の都道府県収入証紙。都道府県内の銀行他で購入します。他県では購入できない上に取り扱い銀行や機関が限られているので、事前に売り捌き場所を確認しておきましょう。

役所で交付するもの
住民票の抄本又はこれに代わる書面・・・いわゆる住民票の写し。マイナンバーカードの表面の写し、住民カードを利用して住基ネットで確認してもらうこともできます。
身分証明書・・・成年被後見人、被保佐人(禁治産者、準禁治産者でないことの証明)および破産者でないことを証明する書類です。本籍地の市町村で発行してもらう必要がありますので、本籍地が現住所から遠かったりする方は要注意です。
登記されていないことの証明書・・・名前だけでは何の事か分からない書類ですが、地方法務局で発行してもらえます。この書類は「成年被後見人、被保佐人とする記録がない」ことを証明します。地方法務局の本局ならば住所等に関係なく発行可能です。手数料は証紙になるので法務局の売店で購入しましょう。法務局の支局は取り扱いがありませんので、事前に確認してから法務局に行きましょう。

発行してもらうもの
実務経験証明書、実務講習修了証明書もしくは国、または地方公共団体等が発行する証明書・・・これは、登録実務講習の修了証原本を提出します。
合格証書の原本及びコピー・・・合格証書とそのコピーを準備してきましょう。合格証書原本はコピーと相違がないことを確認したら、申請時に返却してもらえます。

その他
すでに宅建業者に勤務している方は従事者証明書もしくは業者免許証の写し試験合格後に氏名の変更があった場合は戸籍抄本
未成年者の場合は法定代理人の同意書及び戸籍謄本等法定代理人との関係を示す書類
が必要になります。私はどれも該当しないので提出してません。
 さて、これだけの書類を揃えるのに、本籍地の役所に行ったり、法務局に行ったりと役所巡りになります。また、申請は都道府県毎に建設局などが窓口になっていますので、そちらに申請書類一式を持って向かいましょう。
 申請は窓口でそれぞれの提出書類内容確認をして、申請書受領控えと申請書に受付印を押してもらえば完了です。申請書受領控えと合格証書原本が手元に残ります。
 申請書控には登録完了のハガキが届くことや、届いた後の宅建士証の発行手続きについて記載されています。登録完了ハガキ到着までは約1ヶ月。ハガキが届いたら「宅建士資格者」から「宅建士」にクラスチェンジする手続きが待っています。

AGALP(アガルプ)

登録完了後に取引士証の発行申請

 登録が完了したら取引士証の発行申請をして、1ヶ月程度でやっと宅地建物取引士を名乗れます。合格後最短でも3ヶ月、11月に合格発表を受けても取引士証を手に入れることが出来るのは2月か3月ごろになります。
 試験合格から1年を経過していない場合は申請には写真が2枚、交付手数料4,500円(収入証紙)と交付申請書を提出します。このセットを提出すればあとは3週間ほどで宅地建物取引士です。
 これだけの手順を取らなければならないほど、不動産取引は大きくて重要な市場なんだと実感します。

https://umisora.work/2019/07/08/post-316/

 最後まで読んでいただきありがとうございます。