ANAはキャンセル保険に加入できます。悪天候などで飛ばなかった場合の航空運賃のみではなく、関連する費用まで補償する内容となってます。コロナ禍でキャンセルそのものには費用がかからないのですが、キャンセル保険はそれ以上のカバーをしてくれます。
JALにも同様の保険はありますが、JALカード加入者向けのサービスとなっていて誰でも加入できるわけではありません。
クレジットカードでのキャンセルや遅延については実際に利用した記事がありますのでそちらを参照ください。

・補償範囲
・類似保険との金額比較
・補償内容
もくじ
ANA純正キャンセル保険
2019年10月1日よりサービス開始し、引受会社は東京海上日動。
補償範囲は、悪天候による欠航のおそれ等の事由でご予約を取り消し・払い戻しした場合の取消手数料および払戻手数料や、悪天候等により搭乗予定便が欠航または大幅な遅延となった場合等の追加費用を補償
これはゴールドカードなどに付帯する遅延補償などとあまり変わらない補償範囲なので、とてもお得です。
フライトの申し込みと同時に加入手続きが可能
申込はフライトの予約をした際の購入完了画面や予約確認画面から可能です。クレジットカードなどの遅延補償はそのカードで決済が必要ですが、ANAのそらもようの場合は決済方法に左右されません。
旅行会社や少額保険会社のキャンセル保険と比較
15,000円以下のチケットであれば保険料はたったの500円。スーパーバリューを使うと東京〜沖縄間でも10,000円前後なので、国内のほとんどの路線が1,000円以下の保険料に入ります。
HISのキャンセルサポートは1,000円で補償は10万円まで、ベンチャーパブリックなどがLINEトラベルなどを通じて提供しているチケットガード保険もありますが、こちらは5,000円補償の保険料が570円とコスパがイマイチ。
ANA SUPER VALUE(スーパーバリュー)の場合
運賃額 | 通常 | 特定便 |
---|---|---|
15,000円以下 | 500円 | 980円 |
15,000円超、30,000円以下 | 700円 | 1,380円 |
30,000円超、40,000円以下 | 900円 | 1,780円 |
40,000円超 | 1,200円 | 2,280円 |
バリューだと300円のお手頃価格
運賃額 | 通常 | 特定便 |
---|---|---|
15,000円以下 | 300円 | 650円 |
15,000円超、30,000円以下 | 350円 | 700円 |
30,000円超、40,000円以下 | 400円 | 750円 |
40,000円超 | 450円 | 800円 |
クレジットカードのキャンセルプロテクションや遅延補償も確認しておこう
アメックスなどのクレジットカードであればキャンセルプロテクションや遅延補償が付帯しており、同様の補償を受けられます。加入する前にお持ちのクレジットカードに同様の補償が付帯していないか確認しましょう。
アメックスや三井住友トラストカードならキャンセルプロテクションが付帯しています。
そらもようの補償内容
・悪天候による欠航の恐れ
・目的地でのイベントの中止・延期
・急な出張(国内宿泊・海外出張)
これらに起因する取消・払戻手数料
・欠航
・6時間以上の遅延
・公共交通機関の運休・2時間以上の遅延
これらに起因する予定外に支出した費用(追加宿泊費用、追加交通費、追加食費および目的地にて提供を受ける予定であった予約済みサービス等の取消料)を補償(フライトごとに被保険者1名あたり定額1万円)
コロナでライブや出張のスケジュールが変わっても、その宿泊費や交通費が補償範囲に含まれるようになったので、先々のスケジュールを押さえる不安がつきまとったスーパーバリューもこれでかなり使いやすくなりました。
近年は大雨などによって公共交通機関も運休になることが多いので、この内容はかなり有効ですね。
詳細はANAのキャンセル保険「そらもよう」の公式サイトへ
