もくじ
ハワイに行ったら銀行口座を作れる
ハワイ(ホノルル)に行ってきました。ハワイではパスポートがあれば日本人でも銀行口座が作れるので、やってみました。2017年1月20日に口座開設し、2023年現在も利用中です。
海外口座があると、AmazonKindleセルフ出版(KDP)の報酬をドルで受け取ったり、ドルベースの副業をやる場合でも振込口座登録できるので便利です。
海外口座を持つメリット
・iTunes、AppStoreやアマゾンの英語版にユーザー登録できるので海外向けのアプリが使える
・外貨で貯蓄することにより、リスク分散を図ることができる
・外貨が安い(円高)時にドルを送金しておくことで旅行などの際に為替レートを気にせずに済む
・低金利政策をとっている日本の銀行よりも金利が高い
・海外法人設立が可能になる
・日本の税制が及ばないので金利に課税されない
※米国はタックスヘイブンではありません。金額によらず日本の国税局からの情報公開請求が行われる可能性はあります。
海外口座を持つデメリット
・ステートメントなどは英語で送られてくるため基礎的な英語力が必要
・口座維持のためにインターネット接続が必須
・利用がない口座は短期間で凍結される場合が多い。凍結されると口座再開に最悪の場合は現地まで行かなければなりません。
・口座維持手数料がかかる場合が多い・日本の預金保護(ペイオフ)の範囲外なので銀行が倒産した場合に預金が保護されない
どの銀行を選ぶか
ハワイには3つの現地銀行があります。アメリカ本土の銀行はハワイの現地銀行を保護するために支店等が進出していません。
・バンクオブハワイ
・セントラル・パシフィックバンク
・ファーストハワイアンバンク
どの銀行も一長一短あるのですが、今回は口座維持手数料が残高に左右されずに無料となる口座があるファーストハワイアンバンクを選択しました。ちょっとした口座を持ちたいだけであれば、ファーストハワイアンバンク一択です。
ファーストハワイアンバンクのワイキキ支店では日本人の行員さんがおり、日本語で口座開設のサポートをしてくれます。私を担当してくれたのは若い男性でハワイ生まれ日本育ちで両親ともに日本人だとか。申し込み用紙英語で書いたのに英語でなくても良いみたいです。
開設する口座ですが、いわゆる普通預金口座では残高が少なかったりすると口座維持手数料がかかってしまうので、当座預金(チェッキング口座)にします。チェッキング口座でも数種類の選択肢があり、使用頻度や小切手利用に合わせて口座を選択することになります。
今回は口座維持手数料などが無料のトータルフリー・チェッキング口座を選択しました。
詳細はこちら(英語)
https://www.fhb.com/en/personal/checking/totally-free/
口座開設に$100の残高が必要になります。
口座維持手数料はかかりませんが、1年間口座のお金が動かないと口座が凍結されて、本人が店舗に行かないと凍結解除ができなくなります。
別途郵送されるキャッシュカードにはデビッドカードの機能が付いているので、マスターカードが使えるお店で年に一度100円程度のお菓子を決済すればOKです。あと、開設から180日以内に口座を閉鎖すると40ドルのペナルティが発生します。わざわざ閉鎖する人はいないと思いますが、ご注意を。
口座維持手数料、口座凍結、小切手の使い方などの注意事項や説明を受けると口座開設完了。今後送られてくる書類の一覧やお試しで使える小切手などを受け取ります。この小切手には既に口座番号が記載されています。

キャッシュカードなどは2〜3週間後になるので、ATMなどは利用できませんが銀行店舗に行けば入出金可能です。旅行の帰りにドルが余ってしまい、不利な条件で円に変えてしまうくらいなら店舗に行って入金しておくのも良いかも知れません。次回の旅行からはキャッシュカードも使えますし、為替レートを気にすることもありません。
アメリカ本土には支店が無いそうなのでATM利用手数料を考えれば、グアムやハワイでの活用がメインになりますがFX会社などでは外貨を海外口座に送金できるところもありますので、円高になっている時に外貨残高を増やしておくのも良いでしょう。
詳しくはキンドルの電子書籍にまとめています。
ホノルルへの長いフライト中の時間つぶしにいかがでしょうか